とても大きな地震でした

昨日はとても大きな地震でした。会社では小さな揺れが続くので大きいのが来るかもしれないと思い、ヘルメットをかぶった直後でした。横揺れが急に激しくなり天井材が落下する可能性もある為、直ぐにスチール製デスクの下に避難しました。震度５はあったと思います。揺れがおさまり建物内の安全確認後しばらくして全員で屋外に避難しました。携帯で家族へ電話やメールをしても一切連絡が取れません。我が家はソフトバンク。ドコモの家族はメールで連絡できた様です。携帯でテレビが見れるんですよね。避難中にテレビ画像で津波の被害が発生している事がわかりました。一時避難後に事務所へ戻り、インターネットとラジオで状況を確認していましたが、当然の事ですが全ての交通手段がマヒしていました。
会社に泊まりこむか歩いて帰るか．．．
『さて、帰ろう』上司の一言。上司とは同じ方向です。
『２ラウンド回ったと思えば楽勝ですな．．．』じゃー一緒に帰りましょうか！
と言う事で東京から自宅まで歩く事にしました。一人では辛いかもしれませんが、ゴルフのラウンドと思ってバカ言いながら歩くのは辛いものではありませんでした。
途中、モルタルが崩壊したアパートや壁に大きな亀裂が入ったアパート、そして半壊した古い家に遭遇。
なんとか3時間で自宅に到着しました。
まだ大工さんは仕事をしているかもしれないな．．．。と思い新築中の我が家へ足を運びました。
『大丈夫でしたか？』と切り出すと、『いやー、こんなの初めてだ！』東北なまりの棟梁が状況を話してくれました。
『普通は地震がきたら家がミシミシ鳴るものだけど、この家はミシミシいわなかったよ。』話を聞きながら金具のネジが浮いてないか確認していました。幸いにも何も問題ない様です。
続けて『今日は若いのは仲間の上棟の手伝いだけど、丁度天辺に登っていた時に揺れが来て、“死ぬかと思った”と言ってたよ。無事でよかった。』本当に無事でよかった。
棟梁は福島県の出身です。『地震の後、親父と電話してたら電話が通じなくなったよ。』とても心配です。巻き込まれてなければ良いのだが．．．と思いながら昨日は帰宅しました。
心配で今朝現場へ行き、棟梁に『親父さんと連絡は取れました？』と確認してみました。昨日の夜中に電話連絡が取れたそうで安心しました。棟梁の妹さんも関東にお住まいだそうで、5時間かけて帰宅できたそうです。
沢山の方がこれからとても悲しい思いをされます。
私にできる事は．．．